高等教育ライジングリサーチフォーラム

開催報告

名古屋大学高等教育研究センター創設25周年を記念して企画した高等教育ライジングリサーチフォーラムには、次世代の高等教育研究を担う14名の方々の登壇がありました。登壇者による発表ののち、参加者も交えた交流の時間が設けられ、登壇者と参加者との間で活発な議論が交わされました。 

本企画には、優れた発表に対する表彰を設けました。審査員賞は審査員3名の厳正な審査により3名の受賞者が選出され、オーディエンス賞は参加者の投票により2名が選出されました。各賞の受賞者は、つぎの通りです。 

 

○ 審査員賞(発表番号順)


「大学入学後の専攻選択支援に関する研究―米国からの知見及び東京大学の実践事例から―」 

吉岡香奈 氏 (東京大学大学院 博士後期課程)

 

「高大接続研究の拡張可能性―接続から移行へ―」 

田中孝平 氏 (京都大学大学院 博士後期課程)

 

「イスラーム世界の国境を越えた高等教育―現代アラブにおける宗教留学のダイナミズム―」

内田直義 氏 (就実大学 講師)

 

オーディエンス賞(発表番号順)


「イスラーム世界の国境を越えた高等教育―現代アラブにおける宗教留学のダイナミズム―」 

内田直義 氏 (就実大学 講師)

 

「高等教育研究における制度ロジック分析の動向と課題」 

東岡達也 氏 (名古屋大学 研究員)

  


受賞者の栄誉を讃え、ここにこれを賞します。また、ご登壇者の皆様の今後の一層のご活躍を祈念いたします。 

高等教育ライジングリサーチフォーラム(名古屋大学高等教育研究センター25周年記念)

発表者 募集要項 

◾️「高等教育ライジングリサーチフォーラム」とは?

 本分科会は、東海地区の大学教育を牽引してきた大学教育改革フォーラムin東海 実行委員会と、創設 25 周年を迎える名古屋大学高等教育研究センターの共催にて開催する特別企画です。コロナ禍を経て、大学を取り巻く環境は大きく変化しました。慣例にとらわれず新たな課題に挑み、本質的な研究を進められる人材は、今後ますます必要となるでしょう。一方で、新たな芽が育つためには、豊かな土壌や環境も大切です。

 そこで本分科会では、世代や経験を超えた研究交流の場を提供し、新進気鋭の研究内容について広く意見交換する場となるよう、「高等教育ライジングリサーチフォーラム」を開催します。

 つきましては、下記の通り、フォーラムの発表者を広く募集します。高等教育学のこれからを担うみなさまからの意欲あふれる応募を、企画者一同楽しみにお待ちしています。

◾️開催日時

 2024年3月2日(土)13:15-15:00(昼食時間-分科会第I部の時間帯)

◾️主催

 大学教育改革フォーラムin東海2024実行委員会 

 東海国立大学機構 名古屋大学 高等教育研究センター[質保証を担う中核教職員能力開発拠点]

◾️応募資格

 高等教育を対象とする研究を始めてから 2-10 年程度の研究者

◾️発表テーマ

 対象は、高等教育を対象とする進行中の研究内容と暫定成果、または高等教育を対象に今後取り組みたい研究の具体的な構想などです。自由な発想のもとに高等教育やその研究が抱える課題に取り組み、学術的な発展が見込まれるものを期待しています。とくに、新たな切り口や手法を用いた創意あふれる研究や、研究と実践を往還するような内容を歓迎します。

 なお、既発表の内容や実践報告は避けてください。企画者より内容について問い合わせを行う場合があります。

◾️募集内容

*円滑な進行のために、事前に発表スライドをPDFファイルにて提出していただきます。詳細は発表者に後日ご案内します。

*企画側で申し込み内容を元に企画の趣旨に沿った内容か等の確認をさせていただき、発表が確定した方宛に、申込み時期に合わせて12月中旬ごろ、2月上旬ごろの2回に分け、発表の詳細等の連絡を差し上げます。

◾️表彰

 審査の結果、とくに優秀な発表に対して表彰を予定しています。詳細は発表予定者にお知らせします。 

◾️その他

◾️お問い合わせはこちらから